体調を崩しても、変更できない用事がある日に子どもが熱を出しても、本当は行きたい所ややりたいことがあっても、「誰にも頼らずガマンする!」 そんな経験はありませんか?
しかし、そのガマンは、誰かをハッピーにするでしょうか?
誰かを「頼る」というのは決して悪いことではありません。むしろ、積極的に周囲を頼ってでも自分のやりたいことを叶えていくことは、自分にとってだけでなく、子どもたちにとっても、地域にとっても、社会にとってもプラスになると思います。
子どもは大人を見て育ちます。親が誰にも頼らずガマンする姿ばかりを見て育つ子どもが、大人になることや子どもを生み、育てることに対して夢や希望を持てるでしょうか。子どもにとって一番うれしく、誇らしいのは、大好きなママやパパがやりたいことをどんどん叶えながらイキイキと笑顔で毎日を過ごしている姿を目にすることだと思います。
そのためにも、「子育てを頼れる人や場所」は必要です。
そして「困ったな」と思うことがあれば、勇気をもってSOSを発して下さい。「頼る」ということに慣れないうちは気兼ねをしたり、人見知りをする子どもを預けるのはかわいそう、などと思うかもしれません。でも、大丈夫。誰かに「頼りにされる」ことを嫌がる人はあまりいません。それよりも、身近な誰かの役に立つ経験はその人にとっても喜ばしいことの方がずっと多いのです。
中には「他人の子のお世話ができる」ことが自信や収入につながる人もいるかもしれません。子どもも親以外の大人と接することで社会の多様性や人のつながりの大切さを学び、他人と共生しながらの自己実現力を自ずと身に付けていきます。いろいろな人の手を借りながら共に子どもを育てることで、子どもだけでなく、親も支援者もそしてそれを取り巻く地域や社会も共に育つのです。
自分も子どもも大切にしたいと思うなら、「共育て共育ち」。「困ったな」「しんどいな」、そんなときは胸を張って頼りましょう! そして、笑顔で思いどおりの生き方を叶えられる社会を、共につくっていきましょう。本書が子育てを「頼れる」勇気につながりますように。
取材にご協力いただいた方々
経済評論家・勝間和代さん、横浜市副市長・山田正人さん、ファザーリングジャパン代表・安藤哲也さん、児童精神科医・佐々木正美さん ほか多数
◆ 編者紹介
「共育て共育ち」編集委員会
「頼れる人がいることで育児も、やりたいこともできる社会にする」というミッションを掲げ、オンラインとリアルの両輪で、子育てを支援したい個人や事業者、そして親子の出逢いと交流の場づくりを全国で展開する株式会社AsMama(代表・甲田恵子)。そのミッションに賛同し、全国の育児中のパパやママに新しい子育ての形を伝えるために集まった編集チーム。
「共育て共育ち白書 子育ては頼っていいんです!」 12月30日に発売開始!
12月末日締切の書籍引換券は3月末日まで有効です。
3月末までに地域で開催される各種交流会にご参加ください!当日書籍と交換させていただきます。
書籍引換は書店ではできません。
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